食品衛生管理者の存在が昨今になって注目を集めるようになっています。
食品偽装や、期限切れ食品の使用、あるいす有害な物質の混入など、「食の安全」が揺らいでいると言われている現代社会。製造元の企業があてにならない以上、何を信頼して食品を購入すればいいのか、市民はみな困惑している状況です。そのため、食品衛生管理者に対する注目が集まっているのです。
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食品衛生管理者とは、食品衛生法に基づいて指定の食品の製造、加工の過程において衛生上問題がないかチェックする役割を担う人のことです。
食品衛生管理者は乳製品、食肉製品、マーガリンなどの脂製品といったとくに衛生上の管理が重要な製造・加工施設にはかならず常置するように義務付けられています。
問題がないかチェックし、もし何らかの問題があれば営業者に対し、しっかりと意見を言う役割があります。また、営業者はその意見を尊重し、改善が必要ならば従わなければなりません。
また、食品衛生管理者は食品衛生責任者になる資格も有しています。これは製造・加工施設の衛生環境に最終的な責任を負う役目です。
食品衛生管理者になるための資格はいくつかあります。
まず医師、歯科医師、薬剤師、獣医師の資格をすでに持っていること。
それから大学において医学・歯学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の過程を修めていること。
厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設において定められた過程を修めていること。
高等学校卒業と同程度かあるいはそれ以上の学力があると認められ、食品衛生管理者の設置を義務づけられている製造・加工業において3年以上衛生管理の業務に従事した経験をもっていること。それに加えて厚生労働大臣の登録を受けた講習会の過程を修めていること。
以上の4通りがあります。
食品衛生管理者の養成施設は全国に約140ヶ所あります。
厚生労働大臣の登録を受けた講習会の過程は不定期に実施され、30日程度かけて行われます。その間食品衛生法や公衆衛生概論といった一般共通科目と添加物関係科目、乳製品関係科目、食肉関係科目の3種類の専門科目が200時間以上にわたって行われます。
今後ますます人々の食に対するチェックは厳しくなっていくことが予想されます。それだけ注目が集まり、また責任が問われることにもなります。また今後設置を義務つけられる範囲が広がることも考えられます。人々の食の安全を守るためにも、食品衛生管理者の役割は非常に重要になってくるでしょう。
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